テストもない。先生もいない。授業もない。
あるのは自由。
みんなでつくる学校。
「サドベリースクール」ってどんな学校?
「サドベリースクール」というのは、「サドベリー・バレー・スクール」(写真上)をモデルとした学校の総称です。
アメリカ・マサチューセッツ州にあるサドベリー・バレー・スクールは、1968年にダニエル=グリーンバーグ氏らによって創設されました。50年以上の歴史があります。
そこでは子どもを信頼し、一人ひとりの尊厳を大切にします。
そして、子どもたちが自ら学校の運営にあたります。
まさに「自治」による学校です。
ですから別名「デモクラティックスクール」(※デモクラティック=民主的)と呼ばれています。
子どもたちや関わる大人で話し合ってなんでも決めます。
偉い誰かが、「これだ」って子どもにやらせることもありません。
そう、とことん、「強制」を省いた学校。
あるのは、自由。
サドベリースクールはアメリカ国内はもとより、ドイツ、オランダ、オーストラリア、アジア、そして日本でも近年広がりを見せています。
日本には現在20校以上のサドベリースクール(デモクラティックスクール)があります。
たとえ校舎を持たなくても、この「サドベリー教育」の理念で子どもの教育にあたることを望む声が増してきています。